どもです。
梅雨の晴れ間を潜り抜けて、シアターネットかんげきの皆さま方と一緒に東京へ行ってまいりました。
先週木曜日(12日)から日曜日(15日)までのあいだに、計6本のお芝居を観てきたのでした。
初日は、シアタートラムというところで「関数ドミノ」という公演。
『イキウメ』ってゆう劇団のお芝居でしたが、かなり人気のある劇団みたいで
会場はチョー満員! さすが東京。人口数が違うわ…。
お芝居もおもしろかったっす。
ある地方都市で奇妙な交通事故が起こり、保険調査員の再調査により
その事故の当事者と目撃者が集められた。
そこで目撃者の一人が、
これはある特別な人間「ドミノ」が起こした奇跡であると主張する。
(公演チラシによる)
観劇弾丸ツアーの始まりには、こういうスタイルがいいよね。
ちょっと不気味で気持ち悪い感じもしましたが、なかなかに人間心理をつないでいって
結末へゆっくり導いてくれる…のがゾワゾワして。
うまく言えないけど、札幌でもこんな芝居、見せてくれないかなぁって思いましたぜい。
して、2日目は日生劇場で「昔の日々」(堀部圭輔、若村真由美、麻美れい)と
下北沢の本多劇場で「請願」(加藤健一、三田和代)
3日目はシアターコクーンで「三人吉三」、東京芸術劇場プレイハウスで「泣かないで」と
2本ずつ観ました。
が、やっぱりなんといっても初体験、初観劇は渋谷シアターコクーンでのコクーン歌舞伎「三人吉三」
これはもう、その、あの、なんと言ってよいのやら。
やっぱ、見ないといかんよね。歌舞伎。っつうか、この場合はコクーン歌舞伎なんだけど。
歌舞伎座でよく聞く音声ガイドなんてなくても、わかるわかる。
これも当たり前だけどチョー満員。
本物見ちゃった~中村勘九郎。
なんか伝統芸能の歴史に裏付けされたってゆうんですかね。恥ずかしいほどなんの知識も教養もまるで無いわたくしですが
コクーン歌舞伎の人気の高さ、ちょっとだけわかるような気がしました。
もちろんチケットは完売ですが、帰り際におばさま方の話を小耳にはさんだところ
「次のときには、なにか前にかけるものを持ってこなくちゃ。けっこう雪がかかるわね~」だとさ。
そう、雪がかなり降るのですよ。そりゃ~もうラストにかけて、なんか大量に。
チケット完売って言ってたけど、あのおばさまたちは日を改めてまた来るのね。
そっか~。そういうことできる人ってやっぱいるんだな~。(ちなみにお値段1万円超です!!)
と、感慨深く?ホテルに戻ったのでした。
(世の中にはいろんな人がいる。。。勉強になるわ~)
この夜は、東京芸術劇場プレイハウスというところで音楽座ミュージカル「泣かないで」
という作品を観ました。
ハンセン病と診断され富士山の麓にある復活病院へ行くも
のちに誤診とわかり、はれて自由に身となったが、結局また復活病院へ戻り
患者たちと一緒に生きた森田ミツという女性を中心にしたお話です。(原作は遠藤周一著「私が・棄てた・女」)
最後は後ろの席から大号泣する声を聴きながら観劇しました。
テーマは重いけど、意外に明るく前向きに作られていて、しっかりとした歌と華麗なダンスシーンが見事でしたよ。
そして観劇ツアーのラストは、サッカーワールドカップの日本戦が終わったころ開演した
下北沢ザ・スズナリで「神様、あなたの出番です」(劇団鳥獣戯画)
まだまだ書き連ねたいことが出てきそうだけど、ひとまず弾丸ツアーの報告はこのくらいに。
念のためとデジカメは持っていきましたが、写真はすべてケータイで撮ってきました。
次回行くことがあれば、その時はもうちょっと計画的にスケジュールの合間をぬってみるかな。
4日間のうちで一番歩いた日は1万6千歩弱。普段は3千歩程度だから体もびっくりです。
今日は微妙な脱力具合です by ボス長田